伊豆の旅といえば、海や温泉、山の景色。そこに「神話」や「大地の歴史」という視点を加えると、見慣れた風景にも新しい発見があります。
今回は、TOLAND VLOGの動画「【真相】超古代世界の中心地は〝伊豆〟でした。」をきっかけに、伊豆の成り立ちや三嶋大明神の伝承、雲見浅間神社の景色をご紹介します。
動画では、地形や黒曜石、神話を結びつけた独自の考察が語られています。「超古代世界の中心地」という説は学術的に確定した歴史ではありません。この記事では、公式資料で確認できる大地の歴史と、地域に伝わる物語を分けて楽しみます。
紹介した動画を見る|TOLAND VLOG(YouTube)
海底火山から生まれた伊豆の大地
伊豆半島の始まりは、はるか南の海底火山。伊豆半島ジオパークによると、約2,000万年前には現在の硫黄島付近の緯度にあり、フィリピン海プレートとともに北へ移動しました。約100万年前に本州との衝突が始まり、約60万年前には半島の形になったとされています。
海沿いの岩や山の形、湧き出る温泉は、この長い大地の歩みにつながっています。景色を眺めながら「この土地は海からやって来たんだ」と想像するのも、伊豆旅行の楽しみ方のひとつです。
黒曜石が伝える、古い時代の海とのつながり
動画で印象的なのが、伊豆諸島の神津島と黒曜石の話です。黒曜石は火山活動によってできる天然のガラスで、古い時代には石器の材料として使われました。
静岡県の文化財資料では、本州と陸続きになったことのない神津島の黒曜石が、旧石器時代の人々によって海を越えて運ばれたことが紹介されています。伊豆の海は、古くから人々の活動をつなぐ場所でもあったのですね。
こうした考古学の手がかりから古代の旅に思いを巡らせることと、特定の文明や王朝の存在を証明することは別の話です。まずは、海を渡った人々の知恵や行動力に注目してみてはいかがでしょうか。
三嶋大明神と、島づくりの物語
三島市の三嶋大社では、大山祇命(おおやまつみのみこと)と積羽八重事代主神(つみはやえことしろぬしのかみ)の二柱を、三嶋大明神としてお祀りしています。公式サイトでは、この信仰の背景として伊豆の火山活動による島の形成や、海上交通との関わりが紹介されています。
「三宅記」と呼ばれる縁起にも、三嶋大明神の島づくりの物語が伝わっています。神話として語り継がれた物語を知ってから神社を訪れると、伊豆半島と伊豆諸島が海で結ばれていることを、少し身近に感じられそうです。
御祭神と信仰について|三嶋大社公式サイト / 三宅記に伝わる島づくり|初島公式サイト
雲見浅間神社へ。伝承と海の絶景を楽しむ
動画の後半で訪れているのは、西伊豆・松崎町の雲見浅間神社。海辺にそびえる標高162mの烏帽子山にあり、磐長姫命(いわながひめのみこと)をお祀りしています。
磐長姫命は、木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)の姉として知られる神様です。松崎町の紹介には、姉妹にまつわる伝承や、山の上で富士山を褒めるとけがをするという土地の言い伝えも載っています。地域に残る物語として味わいたいですね。
烏帽子山そのものにも見どころがあります。地中でマグマが上がってきた通り道が、周囲の浸食によって姿を現した「火山の根」とされ、伊豆の大地の成り立ちを感じられる場所です。
参道には急な石段が続き、さらに岩の多い山道があります。歩きやすい靴で、天候と体調に合わせて無理のない計画を。山頂からは駿河湾を見渡せ、天候に恵まれれば海越しの富士山も楽しめます。
伊豆高原を拠点に、ゆとりのある旅程を
三島と西伊豆の雲見は、伊豆高原からそれぞれ異なる方向にあります。あちこちを一日で詰め込むより、旅の日数や移動経路に合わせて、訪れる場所を絞るとゆっくり楽しめます。
伊豆へ向かう途中や帰りに三嶋大社へ立ち寄る日、西伊豆の海を眺めながら雲見を訪ねる日。動画で気になった場所をひとつ選び、その土地の景色や物語を味わう旅もおすすめです。参拝・散策前には、各施設の公式情報や天候、道路状況をご確認ください。
旅のあとは、檸檬樹の貸切温泉でひと休み
観光を楽しんで伊豆高原へ戻ったら、伊豆高原温泉 檸檬樹でゆっくりお過ごしください。

「宝石露天風呂」と「檸檬温泉」の2つの貸切温泉は、ご宿泊のお客様が24時間無料でご利用いただけます。空いているときに貸し切って、旅の余韻を楽しみながらくつろげます。
檸檬樹は、お食事の時間にしばられない素泊まりの宿です。立ち寄り先や夕食の場所を、ご自身のペースに合わせて選びやすいのも魅力。伊豆の自然と物語を楽しむ旅の拠点に、ぜひご利用ください。
※本文は動画の全編を書き起こしたものではなく、動画をきっかけに公式資料を参照してまとめた旅行案内です。アイキャッチは伊豆の自然や神話をイメージしたイラストで、実際の景観をそのまま再現したものではありません。

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